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『出席率』

※志ネットワーク発行 「デイリーメッセージ平成20年10月号」より

『出席率』   平成20年10月1日 6286号

 宴たけなわの時、居酒屋の玄関の扉が開いた。男女二人が、入ってきた。女性は、私も顔を見知っている、“夢甲斐塾”の塾生である。しかし、男性の顔を見るのは初めてだ。ところが、宴席に顔を揃えた塾生の間から、大きな歓声が上がった。私が顔を見たことのない男性が現れたことを歓迎する声が上がり、そして拍手が起きた。「二十九人目が、ようやく現れた。これで全員集合だ」との声が、どこからか聞こえた。
 拍手と歓声で迎えられたご本人は、少し照れながら、「はめられた」と、しきりに言う。どうやら、この日もその人は、塾生でありながら、“夢甲斐塾”の例会に参加するつもりはなかったようだ。どこか別の所で、一杯飲んでいたと言う。そこへ、“夢甲斐塾”の女性の塾生が、誘いに出掛けたのである。普通の言い方では、来ないだろうと思った女性の塾生は、何らかの策略を講じたのであろう。まんまと、その作戦に引っかかり、“夢甲斐塾”の宴席に連れて来られ、結果として、初参加になったのだ。
 今年の“夢甲斐塾”の塾生は、総勢二十九人。かつてない多人数である。それだけでない。最初の会合以来、これまた、かつてないほど、参加率が良いのだ。この日の例会にも、先輩を含めると、五十人ほどの人が集まっている。参加者が多いと、やはり、雰囲気は盛り上がる。そこで、私は、「今年の最大の研修課題は、入塾した二十九人が、一人の落伍者もなく、全員揃って一年後に出発すること」と求めた。
 実は、この目標は、まことにハードルが高い。“夢甲斐塾”への参加には、いかなる強制力も効果がない。「欠席したら止めてもらいます」、「罰金を取ります」、「給料に響きますよ」などといった言い方ができない。すべては、塾生諸君の心の持ち方一つである。一人一人が、「参加すると決めた限りは、途中で止められない。また自分が参加しないと、みんなに迷惑がかかる」と自覚する。それ以外の方法はない。塾生諸君の全員が、そんなふうな自覚ができていないと、歯の抜けるように、時間の経過と共に、参加率が悪くなっていくのだ。
 私は、もし仮に、入塾者全員が、一年後に揃って出発することができたとしたら、“夢甲斐塾”の体質が大きく変わると信じている。そして、“夢甲斐塾魂(スピリット)”といったものが、新しく生まれてくると確信している。既に、今まで一度も参加したことのない人を引っ張り出そうとする人も出てきた。参加しない人のことを、他人事ではなく、自分事として考えられるようになったこと自体、既に、変化の兆しは現れている。全員の自覚と、他人への思いやりがあってこそ、初めて成し遂げられる研修課題だ。
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夢甲斐塾は上甲晃塾長の教え『自修自得』の心で実践と凡事徹底を基本的な理念としております。

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